JASIG CAS用クライアントソフトウェア CAS Clientを利用する際に、ファイルのダウンロード場所を見つけるのにとまどうことがあります。ダウンロード方法を解説します。

CAS Clientsを探して迷子に

JASIG CASはシングルサインオンを管理するオープンソースソフトウェアです。世界的な規模で、大学、研究機関を中心に利用されています。JASIG CASに関する情報、CASその他、JASIGのソフトウェアは、JASIGのウエブサイトから入手可能です。

JASIG CAS関連ソフトウェアのソースコードは以下のいずれかの方法で入手可能です。

• Subversionのレポジトリーからチェックアウトする
• リンクからダウンロードする

CASサーバのファイルは、いずれの場合にもすぐわかるのですが、CASクライアント・ソフトウェアについて、リンクから手軽にダウンロードしようとすると迷子になります。

JASIG WIKIはAttlacian Confluenceだ – Attachementsを探せ

トップへージのサイトメニューの「Download」の先には、CASサーバのリンクしかありません。

JASIG WIKIで探してみると、CASクライアントに関する情報は、このページにあります。

たとえば、リンクを辿って、CASのもともとの開発に携わったYale大学製のCAS Clientを探してみると、「Yale CAS client distribution」のページにあります。

2009年7月30日現在の安定版最新は、Yale CAS Clients 2.0.11ですが、Yale CAS Clients 2.0.11のページに行ってみると、以下の画面が表示され、「Getting the files」の項目に「The release is attached to this Wiki page.」とありますが、見回してもそれらしいリンクは見当たりません。

JASIGのWikiサイトは、Wikiソフトウェア Attlassian Confluenceで作成・運用されています。Confulenceには、ページにファイルを「アタッチ」する機能があります。ページの最上段のツールバー直下の右端にある「TOOLS」リンクまたは、ツールバーにある「Browse」のドロップダウンメニューの「Attachments」をクリックすると、TOOLSの場合はそのページにアタッチされたファイル、Browseの場合にはサイトにアタッチされたファイルのリンク一覧が表示され、ファイルをダウンロードすることができます。

以下の図は、「Attachments」をクリックして表示される画面の一部です。

 ファイルを探して、ファイル名をクリックすると、ダウンロードできます。

注：参照先のページ終了のため、リンク、画像等は削除しました。各種CASクライアントソフトは、http://downloads.jasig.org/cas-clients/にてダウンロード可能です。