EISディレクトリ・マネージャーは、ユーザアカウントなどLDAPサーバ上の情報を管理する、LDAPディレクトリ管理ソフトウェアです。ディレクトリ情報の編集は、メール、SAMBA、UNIXホストログイン、RADIUSなど、具体的なサーバアプリケーションに特化した直感的なWEBインタフェイスを利用しますので、LDAPを意識することなく、その利点を最大限に活用することができます。数万人のアカウントを擁するISP、大手企業から数10人規模の中小企業まで、2001年のファーストリリーズ(EIS Open Directory) 以来、さまざまな環境で活躍を続けています。
EIS Directory Managerの特長
LDAPの専門知識なしにディレクトリサービスを使いこなせます。
実戦的な用途に特化したユーザインタフェイスにより、LDAPを意識せず、技術者以外の方でも、直感的なWEBブラウザ画面の操作でLDAPディレクトリを フル活用することができます。また、パスワード更新、メール転送設定、メールアドレス設定については、一般ユーザ向け画面も利用可能です。自動パスワード 更新管理機能等と併せて、管理者の労力を大幅に軽減します。
- ユーザ管理、ユーザ情報(住所録他)管理
- アカウント管理 (メールサーバ、SAMBA、RADIUS 他)
- ユーザグループ管理 (一般、SAMBA 他)、
- アカウント有効期間管理 (スケジュール)
- パスワード管理 (自動文字列生成、定期ローテーション 他)
- メールサーバの仮想ドメイン、仮想ホスト管理
- 複数メールサーバ間のメールルーティング管理
- RADIUSサーバの認証管理
- SAMBAドメイン管理
- その他
- 注:LDAPで認証管理、アカウント管理を行う対象となる機器、ソフトウェア、ネットワークサービス等は、LDAPによる管理に対応した機能を備えているものをお使いください。
- 一般ユーザ向け画面は、ユーザに開放する設定機能の選択が可能です。
パスワード更新 、アカウント有効期間管理の自動化でセキュリティがレベルアップ
設定された周期でパスワード自動更新管理機能を備えています。定期的なパスワード更新と安全なパスワード文字列の使用を手間なく徹底することができます。ISMS、プライバシーマーク取得企業におすすめの機能です。
- パスワード有効期間満了予告メールの自動配信
- ユーザ向けパスワード変更画面
- 安全なパスワード文字列の自動生成 (仕様設定可)
- 同一スワード文字列の再利用制限 (条件設定可)
- パスワード/アカウント有効期間満了時のログイン禁止、禁止解除処理
- 管理者も読めないパスワード暗号化記憶
豊富なメールサーバシステム管理機能
設定された周期でパスワード自動更新管理機能を備えています。定期的なパスワード更新と安全なパスワード文字列の使用を手間なく徹底することができます。
- ISPに最適な複数仮想ドメイン、仮想ユーザ、メールエリアス管理機能
- マルチサーバ制御、メールルーティング管理機能
- メールボックス(Maildir)容量制限機能
- 同一メールボックス(ユーザ)に対してメールアドレスが任意に変更可能
- メール自動削除スケジュール機能
スケジュール可能なバッチ処理機能で、大規模な人事異動にも計画的に対応
ユー ザ情報の更新・追加・削除、グループ間移動、パスワード変更などの作業を、CSVファイルのアップロードによる操作で一括処理することができます。CSV ファイルは普段使い慣れたテキストエディタやMicrosoft Excellで誰でも簡単に作成・保存・編集することができますので、大規模な人事異動やISPの会員管理に対しても、効率よく準備できます。また、CSVファイルをアップロードする際に更新を実施する日時を指定する、スケジューリング機能を備えていますので、深夜、早朝の更新も就業時間中にセットすることができま す。
中小企業から大手ISPまで豊富な実績
EIS Directory Managerは、数十人の中小企業から、ISPの数万人の会員管理など、さまざまな規模と環境での認証統合に活躍しています。
- ISPの大規模メールシステムの統合管理
- 多国籍企業の多ドメイン対応仮想メールホスト管理、メールルーティング管理
- SAMBAによるWindowsネットワークのリプレース
- Firewall、Proxyサーバの認証・アクセス管理
- Webアプリケーションの認証・アクセス管理
- CMSユーザの認証・アクセス管理
- その他
プラットフォームを選ばないJava WEBアプリケーションです。
EISディレクトリ・マネージャーは、当社の他のシステム管理ソフトウェア製品同様、OSなどの特定商品とその世代への依存性を極力排除し、ハード、OSの世代交代にかかわるコストを極小化するために、EJB(3.0)、 ServletなどのJava資源のみで構成されたJava EEコンテナ(JBOSS) で動作するWEBアプリケーションです。必要なスキーマの追加だけで、LDAPサーバのソース等には一切変更を加えず、標準 LDAP3プロトコルのみを介しディレクトリ管理を行いますので、JDKとJBOSSが実行可能であるかぎり動作環境を選びません。LDAPサーバと Directory Managerは同一のサーバでも別々なサーバでも動作可能です。