米国LinuxWorld会場「ファイトクラブ」で、ClamAVが、すべてのウイルスを検出・除去に成功。 ClamAVとそれを支えるオープンソースソフトウェアコミュニティの実力が証明されました。
2007年8月8日、米国のLinux製品関連見本市LinuxWorldにて、UNTANGLE社が、来場者が任意に持ち寄った25種類のウィルスを使って代表的なアンチウィルス製品の公開実験をおこなうという、”ファイトクラブ”を開催しました。
10製品を対象に行われた実験の結果、100%検疫に成功したのは、Kaspersky、Symantecと、オープンソースソフトウェアであるClamAVの3製品のみでした。その他は、F-ProtとSophosが94%, McAfee 89%、GlobalHauri、Fortinet、SonicWallは61%という結果でした。
ClamAVはGNUライセンスに基づくオープンソースソスのアンチウィルスソフトウェアです。アンチウィルスソフトウェアの性能は製品のみならず、シグネチュアの更新を支えるサポート体制に大きく依存しますが、ClamAVは全世界のボランティアに支えられ、38ヶ国120台を超えるサーバから毎日数時間毎にシグネチュアやソフトウェアの更新を実施、大手商用製品メーカの体制に勝るとも劣らない体制で管理・更新されています。利用者の数は日々シグネチュア更新を行うIPアドレスを数えただけで100万を超えるという規模で、中には有数の大企業も含まれています。
ClamAVの開発コミュニティは、去る2007年10月17日に、オープンソースIDSのSnortの開発・運営母体として知られる米国Sourcefire. Inc社により買収されました。これら2つの代表的なオープンソースセキュリティ製品の合流により今後、一層の活躍が期待されます。
ClamAVはSpamAssassinとともに、当社のシステムインテグレーション製品である「メールセキュリティゲートウェイ」のアンチスパムエンジンとして、その実力を発揮しています。
## ClamAVおよびClam AntiVirusは米国Sourcefire, Inc.社の登録商標です。
##その他の社名、商標等は、各社の社名、登録商標です。