EIS Loadbalance Manager EIS Loadbalance Manager EISロードバランス・マネージャーは、Linux標準のLVS（Linux Virtual Server）とオープンソースの死活監視ソフトウェア keepalivedを組み合わせた、ロードバランサーの構築と運用を支援する管理ソフトウェアです。直感的なWEB画面を使った簡単な操作でWEBサーバ、メールサーバ等のクラスタを設定することができます。ユーザ3万人を擁するISPのメールシステム、1日100万ページヴューの人気Web ECサイトなど、ミッションクリティカルなサイトで今日も活躍中です。

Linux PCサーバで高性能・ローコストなロードバランサーを構築

 
「負荷分散」と言えば、多くのみなさんが市販L7/L4スイッチ製品の購入を考えることでしょう。しかし、信頼に足るL7/L4スイッチ製品は非常に高価。一方で低価格を謳ったアプライアンス製品では、「ハードは貧弱な普通のエントリーモデルPC用マザーボード」、「OSは機能を削ったただのFreeBSD」、「実際使ってみるとWEBサービスも遅くなった」、「数年で保守契約終了。新製品の購入を勧められた」という例も少なくありません。 でもご安心下さい、当社なら市販PCサーバとLinux OS + オープンソースソフトウェアの組合せで、市販アプライアンス製品に勝ることはあっても劣らない、高性能なロードバランサーを構築、ご提供することができます。また、ハードウェアの保守が切れても、新たなPCサーバにそのまま乗せ換えて継続利用可能です。実際、世界中で、ISPも含む多くのパワーユーザーがこの方法で負荷分散を実現しています。構成・設定はご心配なく。EIS Loadbalancer Managerと当社のシステムインテグレーションサービスにお任せください。

LVSによるロードバランサーと市販L7スイッチの比較

ロードバランサーのフェイルオーバにも楽々対応

ロードバランサーがダウンすればクラスター全体がダウンします。ロードバランサーを「シングル・ポイント・オブ・フェイラー」にしないために、ミッションクリティカルなサイトには、ロードバランサーの二重化（アクティブ/スタンバイ）をお勧めします。EIS Loadbalancer Managerの設定画面から簡単な操作でkeepalivedのVRRP2機能を活かし、2台のロードバランサーのフェイルオーバー構成を実現することができます。

ダイレクトルーティング・トポロジーで既存ネットワークの組換え不要

EISロードバランサーマネージャーは「ダイレクトルーティング構成」を簡単に実現できます。ダイレクトルーティング構成は「NAT構成」に比べ、以下のような点ですぐれています。

 

一方、ダイレクトルーティングを構成するには、個別のノードサーバに特殊なネットワーク設定が必要ですが、それには、ネットワークの仕組みや個別のOSのネットワーク機能に関する専門知識が不可欠です。ユーザビリティにこだわったEIS Loadbalance Managerは、クラスターノードのリモートDR設定機能を備えています。簡単な操作でクラスターノードをダイレクトルーティングやトンネリングに対応させることができます。

「トンネリング構成」なら、異なるネットワーク間でロードバランス可能

トンネリング構成なら負荷分散やフェイルオーバーを、ネットワークセグメントの異なるサーバ間や、互いに遠隔地にあるサーバ間でおこなうことができます。トンネリング構成は基本的な動作原理はダイレクト・ルーティングと同じですが、ノードサーバへのトラフィックの伝達にIPトンネリングによるエンカプシュレーションを利用するところが特徴です。 

クラウドのゲストOSだってロードバランサーとして利用できます

LVS、Keepalivedは標準的なLinuxが動作するプラットフォームであれば、ほとんど例外なく利用可能です。実際、オープンソースの仮想サーバソリューションとして注目されているXen、KVM、Ovirt等のハイパヴァイザー管理下のゲストOSににも構築してご利用いただいています。

ご希望により、インテグレーション・サービス、運用支援サービスもお引き受けしています

「OSのネットワーク設定なんかは苦手」というお客さまには、ロードバランサーをはじめ各ノードサーバのネットワーク設定や死活監視設定を一括してお引き受けするインテグレーション・サービス（有償サービス）もご希望に応じてご提供しています。ご利用ください。